【保存版】洋菓子専門店が教える|お中元の正しい選び方とマナー

シンプルな背景の中、両手で四隅を持ちながらギフトボックスを差し出し、両手で受け取る人の手元の様子

 

夏の風物詩ともいえる「お中元」は、お世話になった方への感謝の気持ちを伝える大切な贈り物です。

親戚や恩師といった個人的なお付き合いの相手はもちろん、取引先や上司など仕事関係の方にも、お中元は欠かせない日本の習慣のひとつです。

しかし、選び方やマナーを間違えてしまうと、ありがた迷惑になったり、失礼にあたることも…。

今回は、洋菓子専門店の視点から、相手に喜ばれるお中元の正しい選び方やマナーのポイントをわかりやすく解説します。

お中元選びの基本|まずは「誰に贈るか」を考える

 

木のテーブルの上で、英語が書かれた紙にペンを走らせる人の手元と、その横に置かれたピンクのリボンのギフトボックス

お中元は、贈る相手によって選ぶべきギフトの種類や内容が大きく変わります。

個人的なお付き合いのある親戚や友人なのか、ビジネス上の関係者なのかによって適切な品物は異なりますし、さらに相手の家族構成や生活スタイルによっても選び方は変わります。

まずは「誰に贈るのか」を明確にし、相手に合わせて選ぶことが、喜ばれるお中元選びの第一歩です。

相手別|おすすめのお中元ギフト

お中元は、相手のライフスタイルや家族構成に合わせて選ぶことで、より喜んでもらえます。

ここでは、相手別におすすめのギフト例をご紹介します。

 

家族や親戚におすすめのギフト

リビングルームで家族が団らんする中、女性が両手でギフトボックスを差し出している様子

親しい家族や親戚には、相手の好みを優先して選ぶのが一番です。

少人数の家庭なら質の高い高級ギフトを、大人数の家庭ならみんなでシェアしやすいギフトが喜ばれます。

洋菓子や和菓子、少し贅沢なお肉や果物などのグルメギフトが定番です。

 

一人暮らしの友人・知人におすすめ

リビングのソファに座り、笑顔でピンクのリボンがかかったギフトボックスを受け取る一人暮らしの若い女性

一人暮らしの方へは、食べ切りやすく負担にならないカジュアルなギフトがぴったりです。

焼き菓子やジュースなど常温保存ができるもの、コンパクトで扱いやすい品物が喜ばれます。

高価すぎる品はかえって気を遣わせてしまうので注意しましょう。

 

夫婦二人暮らしの友人・知人におすすめ

リビングのソファで微笑むカップルが、木箱に入ったワインボトルをやり取りしている様子

お子様がいない夫婦には、大人が楽しめるグルメやお酒、おつまみやジュースなどが人気です。

また、実用的な洗剤や石鹸といった日用品も無難で喜ばれます。

 

お子様がいる家庭におすすめ

ソファに座る家族の前で、幼い女の子が個包装のお菓子が詰まったギフトボックスを嬉しそうに開けている様子

お子様がいるご家庭には、家族みんなで楽しめる洋菓子やスイーツ、アイスクリームが定番。

子供も喜ぶ味や見た目のギフトを選ぶのがポイントです。

 

上司や恩師におすすめ

オフィスのデスクで、笑顔の上司が高級感のあるギフトボックスを受け取る様子

上司や恩師など、目上の方には高級感のあるグルメや上質なスイーツがおすすめです。

家族がいる場合は、みんなで楽しめるようなものを選ぶと好印象です。

 

取引先におすすめ

オフィスのデスクで社員が取引先から受け取ったギフトボックスを開けると、整然と個包装されたお菓子が並んでおり、数名の同僚が近づいて覗き込み、別の同僚は椅子に座ってその様子を見守る

取引先へのお中元は、大人数で分けやすく、個包装になっているものが最適です。

開けたその場で食べられて、後に残らない洋菓子や焼き菓子が人気です。

反対に、分けにくい大きなものや、ニオイが強いものは避けましょう。

お中元選びのマナーとNGギフト|失礼にならないために知っておきたいポイント

お中元は感謝の気持ちを伝える素敵な習慣ですが、選び方を間違えると相手に迷惑をかけたり、失礼にあたることもあります。

特に、目上の方や取引先などビジネス関係の相手に贈る場合は、マナーやNGギフトをしっかり把握しておきましょう。

 

縁起が悪いとされる品物は避ける

木のテーブルの上に、縁起が悪いとされるハサミ、黒いハイヒール、櫛、そして赤い数字の『94』が並べられている様子

お中元に限らず、縁起が悪いとされる品物はギフトに不向きです。

以下のようなものは失礼にあたるので選ばないようにしましょう。

  • 縁を切ることを連想させる:ハサミ・包丁などの刃物

  • 踏みつける意味がある:靴やスリッパなどの履物

  • 「苦」や「死」を連想させる:櫛(くし)、4や9の数字が入ったもの

 

好き嫌いが分かれる品物も要注意

木のテーブルの上に、ブルーチーズ、にんにく、玉ねぎ、ドリアン、サーディンの缶詰が並べられている様子

相手の好みがわかっていない場合は、ニオイの強いものや珍味など、好みが分かれる食品は避けるのが無難です。

特に取引先ではオフィスで開封されることも多いため、強い匂いのものは避けましょう。

 

お中元を贈ってはいけない相手もいる

オフィスのデスクで、警察官が手を挙げて贈り物を断る場面。テーブルの上には赤いリボンがかけられたギフトボックスがある

品物の選び方だけでなく、お中元を贈るべきではない相手もいます。

  • 公務員(議員・教師・警察官など):収賄と見なされる可能性がある

  • 社内規定で贈り物の受け取りが禁止されている会社や部署

取引先の場合は、事前に確認してから贈るのが安心です。

お中元の相場はいくら?|相手別の目安を知ろう

木のテーブルの上で、ピンクの電卓を持つ手と、ノートに『How much?』と書いている手元。横にギフトボックスが置かれている様子

お中元の金額は、贈る相手との関係性や立場によって適切な金額が変わります。

高すぎても相手に気を遣わせてしまい、安すぎても失礼に感じられることがあるので、相場を把握しておくことが大切です。

 

お中元の一般的な相場

  • 友人・知人・ご近所:3,000円前後

  • 上司・恩師・取引先:4,000〜5,000円程度

友人やご近所など、カジュアルな関係には3,000円程度の気軽なギフトが好まれます。

一方、上司や取引先など目上の方やビジネス関係の場合は、少し高めの4,000〜5,000円が相場です。

高価すぎるものは相手に気を遣わせてしまうため、相手に合わせて適切な価格帯のギフトを選びましょう。

まとめ|感謝の気持ちが伝わるお中元を選ぼう

お中元は、日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝える大切な贈り物です。

だからこそ、贈る相手の状況や家族構成を考え、マナーや相場を守りながら選ぶことが大切です。

高価すぎたり不適切な品を選ぶと、かえって相手に気を遣わせたり、失礼にあたることもあります。

この記事でご紹介したポイントを参考にして、「相手が本当に喜ぶお中元」を選んで、感謝の気持ちを届けてみてください。

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コメルのグルテンフリースイーツをギフトとして利用したお客様のレビュー画像

 

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