日本有数の米どころ、山形ではさまざまなブランド米が栽培されています。
全国的な知名度が高く消費量も多いつや姫の影に隠れてしまいがちですが、実ははえぬきこそ山形が誇る最高峰のブランド米なんです。
今回は、そんなはえぬきの特徴をご紹介します。
はえぬきはどんなお米?
はえぬきは山形生まれ山形育ちのブランド米。
とても品質が高いお米ですが、山形県の風土にあわせて開発されたため、他県ではほとんど生産されておらず、山形ならではのお米と言えるでしょう。
はえぬきの食味は歯応えがよく旨みと甘味のバランスが良く、そのおいしさはお米の最高峰である新潟県産コシヒカリと同等だと言われており、山形県産のはえぬきはお米の味を評価する食味ランキングで、最高ランクの特Aを23年連続で受賞しています。
また、冷めてもおいしさが損なわれないという特徴があり、コンビニおにぎりなど業務用に使用されることも多い品種です。
はえぬきの産地はどこ?
はえぬきは山形の気候と風土に合わせて開発されたお米なので、山形県以外での栽培はほとんどありません。
山形全域で栽培されていますが、中でも有名な産地が庄内地方と置賜地方です。
庄内地方
庄内地方は庄内平野を中心とした地域で、酒田市と鶴岡市があります。
一級河川である最上川や日本百景の一つである鳥海山など大自然に恵まれた肥沃な大地から生まれたお米は一級品。
置賜地方
置賜地方は山形県の内陸部、米沢市、南陽市、長井市を中心とした地域です。
盆地であり寒暖差が激しく米作りに最適な気候です。
他のブランド米との違いは?
はえぬきの品質が高いことはおわかりいただけたかと思いますが、他のブランド米と比較した時にどのような特徴があるのでしょうか。
食味、食感の観点から比較してみます。
はえぬきとコシヒカリの比較
まずは代表的なブランド米、コシヒカリとの比較です。
はえぬきは甘み、旨み、食感のバランスが良く、コンビニおにぎりに使用されていることからわかるように、少しもちもちとした食感があります。
コシヒカリも同様にもちもちした食感ですが、甘みがかなり強く、肉料理など味の濃いおかずとの相性が良いお米です。
はえぬきとあきたこまちの比較
あきたこまちも全国的な知名度のあるブランド米です。
はえぬきとあきたこまちは、甘みや旨みのバランスは似ているものの、食感がまったく異なります。
もちもちとしたはえぬきに比べると、あきたこまちはしっかりと粒にかみごたえがあり、丼物やカレーといったご飯の歯切れの良さが求められる料理にぴったりのお米です。
はえぬきとつや姫の比較
最後は同じ山形県のブランド米であるつや姫との比較です。
つや姫ははえぬきに比べると甘さが強く、食感はしっかりとかみごたえがあり、どちらかというと肉料理など味の濃い料理に合います。
反対にはえぬきはつや姫よりも甘みと旨みのバランスに優れ、もっちりとしているため、魚料理などあっさり目のおかずとの相性が良いと言えます。
はえぬきは知る人ぞ知るブランド米
山形のブランド米、はえぬきを紹介しました。
他のブランド米に比べて知名度が低いですが、味は新潟県産コシヒカリに負けず劣らずとても美味しいです。
スーパーで販売されていることもあるので、気になる方はぜひ食べてみてください。
コメルははえぬき米粉100%のスイーツをつくっています
コメルのスイーツはすべて山形県庄内産はえぬき米粉を100%使用しています。
日々スイーツの材料や加工方法を見直しており、おかげさまで小麦のスイーツよりもおいしいと言っていただけることも増えてきました。
工房内では一切小麦粉を使用しておらず、遠方にお住まいの方からも、ご利用いただいております。