欧米では当たり前のライフスタイルとして受け入れられ、日本でも意識の高いモデルやアスリートが実践しているグルテンフリー。
小麦アレルギーやグルテン不耐性など、グルテンを摂取できない人も日々小麦をとらない生活を送っています。
しかし、私たちの身の回りには、想像以上に小麦を使用した製品があるんです。
今回は、グルテンフリーを実践する上で食べてもいい食品と、避けるべきものをご紹介いたします。
グルテンフリーのメリットやデメリットなどについては、こちらの記事をご覧ください。
▶︎グルテンフリーの基礎知識|注目されている理由や、体への影響は?
グルテンフリー生活で避けるべきもの
小麦は私たちの生活に深く根付いた素材です。
コンビニで手にした商品の裏面をみてみると、小麦が含まれているものがいかに多いかがわかると思います。
小麦が含まれるものは、小麦製品、小麦を含む食品、小麦を含む調味料など、たくさんあるんです。
パンやパスタなどの小麦製品
パンやパスタ、ピザなど、私たちが普段おいしく食べている小麦製品は、グルテンフリー生活でまず避けなければいけないものです。
小麦に水を加えてこねることでグルテンができ、ふっくらしたパン生地や弾力のある麺ができるのため、食品には欠かせない食材なんです。
アレルギーなどの疾患がない人にとっては、小麦製品を抜くだけでグルテンフリーの効果を感じられる人がほとんどです。
パン | パスタ | 菓子類 |
ピザ | うどん | ラーメン |
マカロニ | お好み焼き |
たこ焼き |
小麦を含む食品
小麦を主原料とした食品以外にも、小麦が含まれている食品は数多くあります。
わかりやすいものだと、天ぷらや餃子などは目で見て小麦が使用されていることがわかるので、避けるのは難しくないでしょう。
一方、カレールーやシチューなど、とろみをつける目的で小麦が使われている食品もあります。
これらの食品はしっかり原材料をチェックしなければわかりませんので、本格的にグルテンフリーを実践される方は注意しましょう。
餃子 | 天ぷら | とんかつ |
焼売 | エビフライ | 唐揚げ |
カレールー | ハンバーグ |
シチュー |
小麦を含む調味料
見逃しがちですが、醤油やソースなどの調味料にも小麦が使われています。
通常、醤油などは製造工程で小麦のアレルギーを起こす力がなくなっているのですが、それでも小麦が使用されていることに変わりはありません。
ストイックにグルテンフリーを実践している人の中には、これらの調味料を避けている方もいます。
醤油 | めんつゆ | ポン酢 |
ソース | だし | コンソメ |
豆板醤 |
酢 |
味噌 |
化粧品などの日用品
口に入れるものではありませんが、化粧品や石鹸などの日用品にも小麦が使われているケースがあります。
ほとんどの方にとっては無害ですが、小麦アレルギーやグルテン不耐性の方は避ける必要があります。
グルテンフリー中でも食べられるもの
グルテンフリー中に食べられるのは、小麦を含まない食品です。
また、最近では小麦粉を米粉や大豆粉で代用した麺やパンなどもたくさんあり、そういった食品もグルテンフリー中の心強い味方になってくれるでしょう。
小麦を含まない食品
日本人が大好きなお米は、グルテンフリー生活におけるパンやパスタの代用として、よく食べられています。
また、肉、魚、野菜、大豆製品など普段食べている食品の中でも小麦を含まない食品は少なくありません。
米 | そば | 肉 |
豆腐 | 野菜 | 魚介類 |
ナッツ | チーズ |
果物 |
米粉や大豆粉でつくられたパン、麺など
小麦粉の代わりに米粉や大豆粉でつくられたパン、スイーツ、麺などは、グルテンフリー中でも問題なく食べられます。
一昔前までは、このような代替素材でつくられた食品はあまりおいしくなかったのですが、最近では技術の進歩により小麦粉の製品と同等以上のおいしさの米粉製品や大豆粉製品も増えてきました。
米粉パン | 米粉スイーツ | 米粉麺 |
大豆粉麺 | 米粉餃子 | 米粉カレー |
大豆粉パン | 米粉天ぷら |
米粉餃子 |
小麦不使用の食品で、グルテンフリー生活を始めよう
グルテンフリーは難しいというイメージがありますが、実際は小麦を使ってない食品も数多くあり、手軽に始めることができます。
特に、まだまだ販売しているお店は少ないものの、米粉や大豆粉で作られたパンやパスタも増えてきているので、好きなものをやめなくてもいいこともあります。
グルテンフリーにはいろいろなメリットがあるので、不調や肌荒れのある方はゆるく始めてみるのもいいかもしれませんね。