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【保存版】菓子職人直伝|米粉スイーツをおいしく仕上げる3つの秘訣

女性パティシエが焼きたての貝型マドレーヌを天板から取り出している様子

グルテンフリーへの関心が高まり、最近では自宅でグルテンフリーのお菓子を作る人が急増しています。

その中でも、スーパーやネットで手軽に購入できる米粉は、人気の材料のひとつです。

しかし、小麦粉の代わりに米粉をそのまま使うだけでは、理想的な食感やおいしさが出せず、失敗してしまうことも少なくありません。

そこで今回は、米粉スイーツ専門店の菓子職人が、自宅で簡単にできる「ふわふわ&おいしい米粉お菓子作りのコツ」をわかりやすくお伝えします。

米粉のお菓子がうまくいかない理由とは?

米粉、米粒、泡立て器と一緒に並べられた焼きたてのグルテンフリーパンのスライス

米粉でお菓子を作ると、「思ったよりふわふわしない」「なんだか重たい食感になる」という悩みを持つ人が少なくありません。

その原因は、小麦粉に含まれるグルテンが、米粉には含まれていないからです。

グルテンは、生地の中に気泡を閉じ込めて膨らませ、弾力やしっとり感を出すために欠かせない成分。

スポンジケーキやシフォンケーキのような、ふわっと軽やかな食感やソフトな口当たりは、グルテンのおかげで実現しているのです。

一方で、米粉にはグルテンが含まれないため、何も工夫しないまま作ると、べたついたり、ずっしり重たくなってしまうのです。

グルテンの性質や健康上への影響については、

こちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

▶︎グルテンとは|性質・体への影響・グルテンフリーの始め方まで徹底解説

米粉でもふわふわ食感を実現するためのポイント

最近では製菓技術が進化し、米粉100%でもおいしいスイーツを提供するお店が増えてきました。

ただし、自宅で作るとなると、材料の配合や焼き加減の調整が難しく、うまくいかない…という方も多いのではないでしょうか。

実は、特別な道具や材料を用意しなくても、ちょっとしたコツさえ知っていれば、自宅でもふんわり軽やかな米粉スイーツが作れるのです。

 

1. 卵をしっかり泡立てる

ボウルの中で泡立て器を使って卵を泡立てるパティシエの手元と割れた卵殻

ロールケーキやシフォンケーキのようなスポンジ生地は、卵の泡立てが命です。

全卵を使う場合は、泡立て器ですくっても落ちないくらい、しっかりと泡立てることで、生地に高さが出てふわふわに焼き上がります。

さらに一歩上を目指すなら、卵黄と卵白を分けて別立てにするのがおすすめ。

手間はかかりますが、よりしっかりとした泡ができて、焼き上がりも崩れにくくなります。

 

2. 生地は混ぜたらすぐに焼く

パティシエがオーブンに生地を流し込んだマフィントレイを入れようとしている様子

生地を混ぜたら、時間を置かずにすぐオーブンへ。

米粉生地は、小麦粉のようにグルテンのネットワークがないため、泡立てた気泡の力だけで膨らみます。

そのため、放置して気泡がつぶれてしまうと、焼き上がりがぺたんとしてしまうのです。

 

3. 焼いた後は脱気して仕上げる

焼き上がったスポンジケーキを型ごとテーブルに軽く叩きつけて脱気している様子

型から外した後に、軽くトントンと空気を抜く(脱気する)と、生地が落ち着いてしっとりした食感に整います。

特にスポンジ系のスイーツは、空気が残りすぎると形が崩れやすくなるので、焼き上がったら忘れずに行いましょう。

+αでさらにおいしく!米粉スイーツの応用テクニック

ここまでご紹介した3つの基本テクニックだけでも、自宅で十分おいしい米粉スイーツが作れますが、さらにワンランク上を目指したい方には、こんな応用ワザもおすすめです。

 

粒が細かい米粉を選ぶ

木の器に入った粒の細かい米粉と、麻袋に入った米粒、木のスプーンに盛られた米粉が並んでいる様子

市販の米粉の中には粒子が粗いものもあります。

製菓用の微細な米粉(400メッシュ以上)を使うと、よりしっとりきめ細やかな仕上がりに。

米粉のお菓子は生地の気泡で膨らませるため、粒が細かい方が気泡を潰さず焼き上がりがふんわりします。

さらに言うと、でんぷんの損傷が少ない方法で製粉された米粉の方が、品質が良いとされています。

 

ベーキングパウダーを活用する

ボウルに入った米粉、卵、バターの上にベーキングパウダーをパッケージから加えている手元の様子

泡立てた卵だけでなく、ベーキングパウダーも少量加えることで、膨らみが安定しやすくなります。

添加物が気にならない方や、初心者の方には特におすすめです。

 

油脂や糖分を調整する

ガラスボウルの砂糖、皿に載ったバター、瓶に入った油が並んでいる様子

米粉生地は水分を吸いやすいので、バターや植物油を適度に加えるとパサつきを防げます。

また、砂糖をしっかり溶かしてから混ぜると、しっとり感がアップします。

まとめ|コツを押さえれば、自宅でもふわふわ米粉スイーツが作れる

米粉スイーツは、グルテンがない分「べたつく・重たい」といった失敗をしやすいもの。

しかし、今回ご紹介した基本の3つのコツと、+αの応用テクニックを取り入れるだけで、ふわふわ&しっとりした理想の米粉スイーツが自宅でも簡単に作れます。

「米粉のお菓子作りに苦手意識がある」という方も、ぜひ今回のポイントを参考にして、おいしいグルテンフリースイーツ作りにチャレンジしてみてください。

コメルの超微細米粉

超微細な米粉

コメルのスイーツは、庄内産はえぬき米を600メッシュという、類を見ないほど超微細な粒子の米粉に加工し使用しています。

この米粉が持つきめ細やかさと独特の甘みが、しっとり、ふわっとした食感を実現しています。

長年の試行錯誤の末、小麦粉に負けない、むしろ「小麦のスイーツより美味しい」とのお声をいただく品質に仕上げています。

コメルの米粉はこちらからお買い上げいただけます>>

 

お客様の声

実際にコメルのグルテンフリースイーツをお召し上がりいただいたお客様からは、こんなお声を頂いています。

小麦アレルギーや健康志向の方だけでなく、味を重視する方からも支持されているのが、コメルの魅力です。

 

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