一昨年の2021年をもってCOMERUはスタートから10周年を迎え、ブランドをリニューアルしました。
拠点である山形・酒田にとどまらず、全国のお客様にCOMERUのお菓子を召し上がってほしいと気持ちを新たにし、社内で新しいロゴをつくりました。
お米への想いを大切に
私たちがまず考えたのは、COMERUがどんなブランドでありたいか、ということ。
COMERUのルーツは、70年以上前に米どころである酒田で開いた米屋です。
そして、その当時から大切にしたきたのが「庄内の良質なお米を守りたい」という想いです。
今日まで受け継がれてきたもの
お米に対する想いと一緒に今まで受け継いできたものが、お米を加工してお菓子をつくる技術です。
米屋がお煎餅屋になり、お煎餅屋からCOMERUが生まれました。
お煎餅もCOMERUのお菓子もお米が主原料であり、米屋の創業から現在まで、ずっとお米の加工に携わってきました。
だからこそ、プロフェッショナルとしてお米でお菓子をつくることにとことんこだわり、「お米が活きるスイーツで、くらしをもっとつややかに。」というブランドコンセプトを定めました。
庄内の豊かな自然に敬意を込めて
COMERUが使うお米は、庄内の豊かな自然の恵みです。
私たちがつくるお菓子の源である自然に敬意を込めて、新たなロゴをデザインしました。
天高くそびえる出羽三山、清らかな雪解け水、庄内平野を照りつける太陽と、黄金の稲穂に彩られた田園のモチーフをとじこめました。
拠点である庄内、そしてお米への想いを込めたシンボルマークができました。
ディテールへのこだわり
新しいロゴは本当に細かい部分までこだわり抜いてデザインしました。
たとえば、シンボルマークの外枠やモチーフの形状、線の太さ、模様などの組み合わせを数百パターンにわたって検討し、もっともCOMERUらしいものを選定しました。
そして、フォントにも私たちの想いが込められています。
文字の角度がついている箇所に墨だまりをつくることであえて太さを不均一にし、お米のツヤっぽさやみずみずしさを感じられるようにしています。
また、COMERUの「M」と「U」の横幅を広めにとっていますが、Mはギフト包装のリボン、Uは美味しい食べ物を食べた時の嬉しい口元をイメージしました。
こちらも文字の形状、太さ、間隔に至るまで膨大なパターンの中から選びました。
決して妥協せず、長い時間をかけてつくりあげたのが新しいCOMERUのロゴです。